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26 November

不器用ですが、信念を貫きます

 2014年 11月26日

みんなの党を応援してくださった皆様には大変申し訳のない結果となりました。心からお詫び申し上げます。

 党は消えても、よしみは消えず。裸一貫無所属で再出発をする決断をいたしました。

 みんなの党を存続させたいという私達の思いは少数派になってしまいました。「民主党と合流したい」、「維新や次世代の党に行きたい」、「いっそのこと解党して、交付金を所属国会議員に分配するべきだ」という人たちが多数派になりました。悲しいです。みんなの党は政策実現を目指すアジェンダの党でした。

 私は不器用な男です。「もっと上手に立ち回ればいいのに」とよく言われます。確かに私は「自分の信念を曲げるくらいなら、政治家を辞めた方がましだ」と思ってやってきました。

 「誰と組むか」の前に「何をやるか」が大事だ、とはミッチー語録の教えです。でも、選挙を目前に「野党再編」という魔法の言葉が優先しました。私は合併を繰り返し、切り貼り新党を作っていく手法を取りませんでした。選挙のたびに大きくなっていく「純化路線」が正しいと考えたからです。

 前回の選挙以降の2年間、私達の政策は安倍政権下で次々と実現してきました。まず、デフレ脱却のための大胆な金融緩和(物価安定目標)、TPP交渉参加、電力自由化を目指すこと、そして、極めつけは、消費増税の凍結です。

 民主党政権の時代に決定された、一回目の消費税の増税を今年4月に実施したところ、案の定景気は政府の想定を上まわって悪化し、悲願のデフレ脱却が困難となりました。今回安倍総理が2回目の増税を先送りしたのは当然の帰結です。

 自公民の3党合意を大幅修正するのですから、国民に信を問うという決断は正論です。増税派は「解散に大義なし」とキャンペーンしていますが、解散していなければ与野党の増税派が財務省と結託して安倍おろしを仕掛けていたでしょう。安倍政権が終了すれば、増税は予定通りに行われるという企みです。

 財務省や自民党内増税派と総理官邸との間では熾烈なバトルがあったのではないでしょうか。選挙後は自民党内の多数派である増税派の巻き返しで政局になるという観測も流されています。私のような自民党の外側にあってアベノミクスをサポートする勢力が必要です。

われた20年の最大の原因は、国家経営の一翼を担うマクロ経済政策の失敗です。金融緩和と積極財政をとるべき時に金融引き締めや増税をやれば景気は悪化します。アクセルを踏み込むべき時にブレーキを踏めばスピードは出ません。成長しない国家となり下がり、中国に追い抜かれてこの有様です。

 私は日本を輝ける成長国家にしたいと考えてきました。そもそもアベノミクス3本の矢である、①金融緩和、②積極財政、③構造改革は私が自民党時代から唱えていたことです。党はなくなっても、私の信念が消えてなくなることはありません。

「派閥の前に党があり、党の前に国家国民がある」。これはミッチー語録の一説です。正論を主張し続ければテコの原理で政治を動かすことは可能です。不器用ですが愚直に政策の実現を目指していく路線が正しいことを証明させてください。ブレない・曲げない・崩れない、不撓不屈の精神でやってまいります。

 もう一度私に命を吹き込んでください。そして父のやり残したことを私にやらせてください。どうぞよろしくお願い申し上げます。        

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